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ストレッチボアを縫う

ダクトテープダミーの作り方

初心者が購入するべきミシン

ミシンで塩ビを縫う

3Dプリンター

3Dプリンターの種類

着ぐるみ制作での職業用ミシンのメリット

肉球を縫う（どら焼き式）

ファーを縫う場合の糸

ネームプレートの作り方

100均の刷毛

塗装

生地縫製の順序

なぜ着ぐるみを作るのか

着ぐるみを作るときの考え方

着ぐるみ制作の時間配分

フェイクファーの購入先


<h1>なぜ着ぐるみを作るのか</h1>
<p>着ぐるみを作り始める前に考えたほうがいいことを一覧化した。</p>
<h2>概略</h2>
<p>なぜ着ぐるみを作りたいのかを明らかにし、自分の一番実現したいことをモチベーションの軸とすること。</p>
<p>自作以外の選択肢を取った方がメリットが大きい場合や、制作できる環境がない場合には、自作以外も選択肢に入れるべきである。</p>
<h2>着ぐるみを作って何がしたいのか</h2>
<p>着ぐるみを完成させた後にどのような用途で使うのかを考える。</p>
<ul>
  <li>鑑賞したい</li>
  <li>着用したい</li>
  <li>着ぐるみイベントに行きたい</li>
  <li>イベントでちやほやされたい</li>
  <li>ダンスがしたい</li>
  <li>楽器を弾きたい</li>
  <li>YouTuberになりたい</li>
  <li>秘密の用途に使いたい</li>
  <li>etc...</li>
</ul>
<p>この用途が曖昧だと、着ぐるみに持たせたい機能が曖昧となるし、作っている最中に何か新しいことを盛り込みたくなったときに、それをするべきかどうかが判断できなくなり、迷ったり、後々後悔する決断をしてしまうことがある。</p>
<p>着ぐるみのデザインをする前に、なぜその着ぐるみを作り、手にしたいのかということを考える。</p>
<p>着ぐるみを完成させるまでには最低でも万単位のお金と数十時間の時間を費やす必要がある。相応のモチベーションを維持するためには、明確な目標があったほうがよい。</p>
<p>上記の、なぜ作るかという前提があった上で、初めて「このイベントに出たいから、この日までに着ぐるみを完成させる」という目標とスケジュールの設定が可能となる。</p>
<h2>本当に自作の必要性はあるか</h2>
<p>現在は着ぐるみ工房がたくさんあるため、環境によっては自作の費用がかさんだ割には良いクオリティのものが作れないというケースも少なくない。</p>
<p>例えば、「他の人から人気のキャラクターになりたい」という目的であれば、できるだけ自分の持っている特技を活かせるようなキャラクターデザインを、共通の記号（キャラクターデザインでよく使われる柄や意味付けのこと）を用いて、ターゲット層に刺さるようにデザインするべきである。これをデザインも制作もお絵かきも未経験の状態からするのは無理があるし、学生ほど自由な時間があって、自由に使えるお金がたくさんあったとしても、たいていの人は2年以上は掛かるだろう。</p>
<p>自分が納得できるキャラクターを作りたいということなのであれば、自作するというのは一理ある。なぜなら、他の人が制作に関わっているという時点で、自分が作っていないからという言い訳ができてしまうからである。自分が全て作っている場合は何か不満点があったとしてもそれは自分の責任であり、自分が作りたいように作ったと言えるだろう。このようなこだわりを持ったキャラクターを作るのであれば、自作という手段は適している。</p>
<p>一方で、作る行為自体が目的である場合もある。</p>
<ul>
  <li>制作技術を向上させたい</li>
  <li>販売したい</li>
  <li>自分がどれだけ着ぐるみ制作が上手いのかを腕試ししたい</li>
  <li>着ぐるみクリエイターコンテストに出したい</li>
</ul>
<p>上記のようなことが目的である場合は当然自作することとなる。</p>
<h3>自作できる環境はあるか</h3>
<p>自作には</p>
<ul>
  <li>ファーを切れる広いスペース</li>
  <li>数十時間またなそれ以上の時間</li>
  <li>ハーフキャラで数万以上、フルスーツキャラで10万円以上の費用</li>
  <li>工具やミシンなどへの投資</li>
  <li>ほとんどの場合、高校生以上の年齢</li>
</ul>
<p>が必要になるため、強いモチベーションとある程度の経済力、行動の自由が必要となる。</p>
<p>着ぐるみ制作には広いスペースが必要となる。ファーや材料もかさばるし、完成後の保管場所や運搬方法も考えなければいけない。</p>
<p>また、制作にはとても時間とお金が掛かる。フルスーツ制作であれば、ミシンを使用したとしても、最低数十時間は掛かるだろう。</p>
<p>小学生や中学生では、自由に電車で遠くまで出歩いたり、好きにインターネットショッピングできる環境がある人は少ないだろう。何万円も自由に使えるお金も持っていないし、自由に使える広いスペースがあるかどうかも親に依存している。</p>
<p>少なくとも、よほど特殊な環境でもなければ、ケモノ着ぐるみに関わるのは高校生以上でなければ難しいだろう。子供では、大人と対等に渡り合えるだけの社会経験が不足している。</p>
<p>これらの条件を満たせないのであれば、着ぐるみを自作することは難しい。コミッションなどの他の方法を考えたり、将来に向けてお金を貯めたり、休みがあって比較的給料の良いような仕事に転職したり、などの工夫をする必要があるだろう。</p>


関連項目